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INTERVIEW VoL .3 自分がどのように価値を提供できるのかを伝える

ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)スポンサーシップ

Will Campbellさん


PLMは、マサチューセッツ大学アマースト校 アイゼンバーグ マネジメントスクール内のマーク H.マコーマック スポーツマネジメント学科(The University of Massachusetts Amherst, Isenberg School of Management, Mark H. McCormack Department of Sport Management)とパートナーシップを結んでいます。同学科は、世界で最も歴史のあるスポーツマネジメントプログラムの1つ(世界ランキング1位)を有しており、この分野における権威的な講座として位置付けられています。

世界トップレベルの様々なスポーツビジネスの現場で活躍している同校の卒業生に、キャリアや仕事についてのインタビューを行いました。


 

―自己紹介をお願いします。

米国マサチューセッツ州出身で、スポーツは私の人生において欠かせないものとして存在してきました。幼少期から高校時代にかけてスポーツに打ち込むことで、かけがえのないライフスキルや長く続く友情のベースを築くことができました。大学ではマサチューセッツ州立大学アマースト校に進学し、そこで初めてスポーツをキャリアとする道へ進みました。大学に入学するまでは、スポーツをキャリアの選択肢の一つとして考えたことはありませんでした。

卒業後はWassermanでインターンをし、その後、CSM Sport & Entertainmentで1年間働きました。現在は、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のスポンサーシップ部門で働いています。

 

―今の仕事について教えてください。

ナショナル・フットボール・リーグのスポンサーシップ部門にて、特にリーグの新規スポンサーを獲得するビジネス開発チームに所属しています。2019年に入社して以来、チームでの私の役割は進歩しました。主に、調査資料の作成、プレゼンテーション、チームの潜在的な収益機会に関連する特別なプロジェクトに取り組むなど、上司の営業活動をサポートしていました。私の仕事が進歩するにつれ、会議で提案をしたり、他のチームとクロスファンクションでアイデアを推し進めたり、取引条件や提案書をまとめたりし、自分自身で案件に取り組むようになりました。

また、Microsoft Dynamics365でCRMシステムの管理も行っています。最近では契約書の一部で資産販売のプロセスを整理したり、新しい販売可能な資産を価格設定したり、ビジネス開発部門とアカウント管理部門(現在のスポンサーシップを管理し、現在の取引でアップセルを行う隣接部門)の間のさらなる連携に重点を置いています。

 

―どうやって現職に辿り着きましたか?

大学3年生の時から、業界の人たちとのコネクションを作るため、そして仕事の機会を探るために、人脈作りに力を入れました。そして、大学内の「サッカーフェスタ」という学生がサッカー大会を運営する体験学習コースを通じて、スポンサーシップが自分のキャリアパスとして最適だと感じました。スポーツチームやリーグと直接結びついていなくても、この分野には様々なキャリアパスがありそうで、この道が気に入りました。そして、この事業領域に興味を持ったことで私の最初のキャリアであるCSM Sport & Entertainmentというマーケティング会社で働くことに繋がりました。

大学4年生の時、ナショナル・フットボール・リーグでネットワーク作りをしている時にニューヨークでお会いした方がいました。CSM Sport & Entertainmentに在籍中に、その知り合ったナショナル・フットボール・リーグの方の部署の求人を見つけ、応募することを決めました。そしてその3年後、応募したポジションに就くことができました!

 

―ここまでのキャリアパスで何かユニークなエピソードはありますか?

大学4年生の時に正社員の求人に応募し始めて、自分の経験を同僚と比較し、厳しく観察してみました。自分のインターンシップや学歴は、同級生に少し及ばないまでも、同じようなものだと感じていました。このことを踏まえ、求人に応募する際、実際に自分でコントロールできる範疇で、何らかの方法で自分を他より目立たせる必要があると感じました。当時、Zoomはコミュニケーションツールとして使われておらず、全て電話だっため、面接の際に相手に私の姿を見せることが出来ませんでした。そこで、自分がなぜユニークな候補者なのか、どのように価値を提供できるのかを「見せる」1分半のビデオを作ることにしました。このビデオはネットワーキングの際やカバーレターの代わりに使いました。面接やネットワーキングのチャットで、多くのポジティブなフィードバックをいただき、私の就職活動に大いに役立ったと信じています。お気軽に覗いてみてください。

https://www.youtube.com/watch?v=yFbxkBpNYQ4.

 

―なぜスポーツの仕事をしたいと思ったのですか?

スポーツは、私が幼少期に築いた友人関係においていつも大切な役割を担っていました。スポーツをすること以外では、スポーツを職業として考えたことはありませんでした。大学入学後の最初の1週間を過ごした後、友人にスポーツマネジメントプログラムを紹介されました。すぐに詳しく調べて、最終的にこのプログラムに応募することにしました。徐々にキャリアパスについて学び、スポンサーシップに興味を持ち、人脈を広げ、自分の好きなことを中心に稼げる可能性のあるキャリアを築きたいと思うようになりました。当時の自分にとって、これは正しい道だと考えました。

 

―スポーツの仕事の魅力は何だと思いますか?

自分が本当に好きなことを仕事にできること、そして同じように感じている仲間が大勢いることです。また、仕事の一環としてスポーツイベントに参加できることも魅力的です!

 

―スポーツ業界を目指す人へメッセージをお願いします!

ネットワーキングや仕事への応募の際に、自分がファンであったり贔屓にしているスポーツやチームを差別化要因にしないことと、ビジネスの側面に純粋に興味を持つことです。スポーツ業界の人と話をする時や求人に応募する時、彼らにとって価値があることは何か、どんな課題に直面しているのか、核心に迫るような質問を考えてみてください。収益を上げるための新しい方法は何か?チームの成績に関係なく、ファン層をどのように取り込んでいるのか?どのような技術やイノベーションの導入に注力しているのか?一般的なニュースでは取り上げられないような情報を集めれば、差別化に有利に働きます。その他、手書きのお礼状を書くことや、特に就職活動前の大学時代にはネットワークで繋がった方たちと連絡を取り合うなどの小さなことでも、後に大きな効果や成果に繋がることがあります。

 

インタビュー&翻訳:中村武彦(PLMキャリア スペシャルキャリアアドバイザー)

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